Birth Day〜さよなら、悲しいあの日〜



頭ぐちゃぐちゃになってトイレの外に走った



トイレから出たところには女子が5、6人溜まっていてわたしを囲み睨みつけた



「おい、逃げんなよ!」



矢谷薫はわたしの制服を思い切り掴みトイレへと連れ戻しす



わたしはそのままトイレの床に転けてしまった



足、手が擦れて痛い



「あ〜あ、汚くなっちゃったね〜?」



わたしの横に座るとネイルをした長い爪でわたしの頬をつつく



「あ、そーだあたし達が綺麗にしてあげよっかぁ」



そう言うとわたしにホースを向けて一気に水を出した



大量の水が顔面に直撃し鼻にも入ってむせ返った



制服はビショビショで重たい



「ほーら綺麗になったよぉ」



胸ぐらを掴んむ



さっきとは全然違う笑みに体が震え上がった



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