Birth Day〜さよなら、悲しいあの日〜



でもなぜかポタポタと血が垂れている



上を見上げるとカッターナイフの刃を掴む龍哉の姿



その手からはポタポタと血が垂れている



「あ、あれ龍哉じゃん、どーしたの?
てかここ女子トイレじゃん」



アハハーって笑いながらゆっくりカッターナイフから手を放す矢谷さん



その瞬間にに矢谷さんの頬をかすめてうしろの壁にカッターナイフが突き刺さる



「わりぃ…外したわ」



「え?……」



そう言って矢谷さんは崩れ落ちる



「てめぇ……次やったらお前の命ないからな
わかってんのか?」



自分顔が矢谷さんの顔の前にくるようにしゃがみ



髪の毛をグイッと引っ張り上げる



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