Birth Day〜さよなら、悲しいあの日〜
小学校4年の時
3人で遊んどったとき
俺がこけて足を怪我した時
一目散に走ってきたのは嘉陽だった
「血がいっぱい出とるやん!
待っといてばそうこ取ってくるから」
大した傷でもないのに嘉陽は必死やった
救急箱持ってきて消毒液とばんそうこを取り出す嘉陽
「大丈夫やってこんくらいなんともないから」
「大丈夫ちゃうわ、バイキン入ったらどうするんよ」
「…って……」
消毒を垂らしてばんそうこを膝にはり
「はい、オッケーやで」
って笑顔でそう言った
こん時からかな
俺は嘉陽に恋した