Birth Day〜さよなら、悲しいあの日〜
「ここ...わたしの家」
「はぁ!?」
滝川くんが少し過ぎたところでブレーキをかけ後ろを振り向く
「近すぎじゃね!?
自転車で3分って...」
「うんゴメンね」
「まぁ、いいんだけど」
わたしは謝りながら自転車を降りる
滝川くんは自転車をユーターンさせて家までついてきてくれる
「ふーん、ここが秦野ん家か」
家を眺めながら頷く
「送ってくれてありがと」
「おぅ!じゃ俺学校戻るわ
また明日な」
わたしに手を振ると自転車に乗ってもと来た道を戻って行った
滝川くんの姿が見えなくなりわたしは家に入った