Birth Day〜さよなら、悲しいあの日〜
とはいっても空っぽなんだけどね
友達なんて居ないし
パソコンを閉じ再び一階に戻る
「あ、そうそう、美雨ちゃん今年も美雨ちゃんの誕生日パーティーしようと
思うんだけどね、どうする?」
「たぶん行けると思います」
「そう、よかった」
ニッコリとわたしに微笑みかける山本さん
毎年わたしの誕生日を祝ってくれる
見ず知らずの家族でもなんでもないわたしに優しくてしてくれる
いつからかわたしは山本さん夫婦が大好きになってた
ほんとの家族になれたらいいのにななんて
叶わないような事思ったりする
わたしは2階に上がり自分の部屋へ戻った