Birth Day〜さよなら、悲しいあの日〜



「お母さん達に言っとくね」



「おぉ、サンキュ」



滝川くんはニカッとはにかんで見せた



わたしと滝川くんの初めての約束が今日できた



初めてで早くその日が来てほしいって心の中で思うよ



滝川くんはわたしが寝ているベットに腰を降ろすと



「秦野、今日は帰らねぇの?」



「うん...あとちょっとだけここに居る」



「そっか...あ、そうだ秦野って携帯持ってんの?」



「持ってない...パソコンならあるけど」



「持ってねぇんだ...まぁいっか」



滝川くんは立ち上がると保健室を何か探しるかのように歩き始めた



「これでいっか」



ペンと紙のはしきれを持って再び戻って来た



ベットの隣に置いてある机に向かい何か書き始めた



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