Birth Day〜さよなら、悲しいあの日〜
「もしかしたら...滝川くんまで...うぅ」
そうかもしれない滝川くんもいつかはわたしの目の前から消えてくかもしれない
「はぁ...バカじゃねぇの?」
深くため息をつくとわたしの肩をつかみ自分と目が合うようにする
滝川くんは真剣な眼差しで真っ直ぐわたしを見つめる
「俺が死ぬとでも思ってんの?」
「...」
「図星って顔しやがって」
だって...ほんとなんだもん
「あのなぁ...言わせてもらうけど
俺は美雨を置いてきぼりにするほどバカな男じゃねぇよ?」
たしかにそうだ...
滝川くんはいつだってわたしの側にいて一緒に笑ってくれる
こんな面白くも可愛くもないわたしに...
「俺約束する