Birth Day〜さよなら、悲しいあの日〜
「わかんないよ」
お母さんはその答えに少し困った顔をすると
おいでと言ってわたしに手を差しのべた
少し歩くと大きな草原に出てきた
そこには女の人が1人立っている
__あの人の事美雨は知ってるはずよ?__
わたし達に気づいたのか女の人はゆっくりとこちらに歩いてくる
__美雨ちゃん___
わたし...この人の事知ってる
「山本さん?」
その人もお母さんと同じく静かに頷いた
名前が出たのにまだ何もわかってない
__ほら次の場所に行こう?__
またお母さんに連れられ今度は三人で次の場所へと向かった