黒龍Ⅱ





おじさんと初めて会ったのは
お父さんが病室のベッドで
眠っていたあの日。




お父さんが
黒龍の総長を始めたての頃。


怪我をするたびに
この、おじさんの病院に
来ていたそうだ。




…そして、
あの日も。




銃で撃たれたお父さんは、
この病院に運ばれた。







そして、
お父さんの手術を行ったのが
今目の前で
あたしの手当てをしてくれている
おじさんだった。




< 114 / 321 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop