黒龍Ⅱ
「…あたしは、
おじさんの笑顔に
救われました。
みんなが泣いてる中、
おじさんだけが
あたしに笑顔をくれた。
…それだけで十分です。
だから、
また悠さんと一緒に
ここに来てもいいですか?」
涙を流すおじさんに、
今度はあたしが笑顔を向ける。
「…麗ちゃんが良いのなら。
いつでも
来てくれると嬉しいよ…。
恭介くんや、楓さんも一緒に」
そんなあたしに、
おじさんはまた笑顔をくれた。
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