黒龍Ⅱ
獣牙幹部
あっという間に
授業は終わり、
今は放課後。
授業が終わったと同時に
帰る人ばかりで、
既に教室には
あたしを合わせて4人しか居ない。
「…帰ろう」
小さく呟き、
帰る準備を始めると
ガラッ
教室の扉が開いた。
静かなこの空間には
とても大きな音に聞こえ、
自然と目線は扉の方へ。
「…」
…朝、
あたしの机に落書きしてた女子たち。
そんな風に思っていたら、
気づいたらその人たちは
あたしの目の前に立ってて。