黒龍Ⅱ
第7章

オムライス








目が覚めた時、
なぜか頭が軽くて




「…ない」




手を伸ばすと
つけていた男物のウィッグはなく、
自分の髪に戻っていた。





そして、
かけられたタオルケットに
机に置かれたメモ。






今日は
ゆっくり休んでくださいね。




名前は書かれてないけど、
すぐに竜聖が書いたものだと
分かった。






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