黒龍Ⅱ







バキッ



ゴンッ



ドサッ






たくさんの音が
一斉にあたしの耳に入ってくる。




その音は決して
安心できるとか、
幸せになれるとか、

そんなんじゃなくて。




どれも、
あたしを苦しめる。





痛々しいその音の中に
あたしは一歩、また一歩と
静かに入っていく。





< 175 / 321 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop