黒龍Ⅱ








「もうー、

 後ろにも気をつけないと。


 優真みたいになっちゃうよー」





あははと、
呑気に笑いながら
駿の背中を叩く遥。





「…助かった…」




そんな遥に
少し照れながらお礼を言う駿。







その光景から、
駿を後ろから殴ろうとしていた男を
遥が倒したということが
理解できる。




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