黒龍Ⅱ
…あと500人くらいか…。
大体の人数を把握すると、
ゴッ
バキッ
ドンッ
あたしの言葉通り、
一斉に襲いかかってくる
男たちの急所を確実に仕留める。
飛んでくるナイフを
綺麗にかわし、
振りかかってくるバッドを
受け止める。
そして、
何も持っていない状態になった男を
一発で倒す。
何度この動作を繰り返しただろう。
あたしの左腕は
とっくに限界を超えてて、
パーカーは真っ赤に染まっている。