黒龍Ⅱ







そんなあたしには
目もくれず、






「闇天狗が
 私たち鬼神組の下で働いていることは
 ご存じでしょう。


 …ですがもう、
 闇天狗は用済みなんですよ。

 彼らは
 あまりにも多くのミスをし過ぎた」





ここで、
あたしの顔を一度見ると






「…麗さん、

 闇天狗の代わりに
 私の下で働きませんか?」







そう言って手を差し出す。









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