黒龍Ⅱ







「言ったでしょう、

 私の下へ来てくれないのなら
 翔司と同じ道を歩んでもらうと」






その言葉で、



もう一度智貴を見ると










「…う、らら…」



頭からは溢れんばかりの


血、血、血…






「…智貴っ!!」




急いで駆け付けるも、
あたしにはどうすることも出来なくて。









すると、





「止めは麗さん、

 あなたに譲りましょう」






崎沢はそう言って
智貴を撃った銃をあたしに投げる。








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