黒龍Ⅱ





ぽた、ぽたと
腕から零れ落ちる…




…血…!?








「…え、避けないんだ~。

 ってか
 避けられなかった?」



変わらず、
不気味に笑った
その男の投げたナイフが
海龍の左腕に刺さっている…







そして、




「…俺には勝てなかったりして~」




その言葉と共に
走り出した男を…









ドスッ…








ナイフが刺さったままの左腕で殴る。





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