サヨナラのしずく
「今からリベンジだ。最高に気持ちよくしてやる」




そう言った俊平の手はあたしのおしりを撫で始めた。




「えー、お風呂は?」


「後だ」


「バイクは?」


「今度な。今日は部屋から出れると思うな」





撫でている手はあたしの色んな所へと移動していく。




「バイク乗りたかったのに」


「昨日誘ってきたお前が悪い」




腕枕をしてくれていた腕も撫でていた手もやめて、あたしの顔の横で手をつき俊平は上からあたしを見下ろしてきた。




「今日は誘ってないのに」


「1度抱いてしまえば止まらなくなるに決まってんだろ。我慢なんかできねぇ」




そう言った俊平の声は切羽詰まってるように聞こえてきた。




< 226 / 358 >

この作品をシェア

pagetop