サヨナラのしずく
そして唇を重ねてきた俊平を受け入れた。



今が朝なのか昼なのか時間も気にせず抱き合った。



この日からあたしは家にかえらなくなり、ずっと俊平の家にいた。



何度も抱き合ってお腹がすけば、外へでてご飯を食べた。



あとはカズキさんから連絡をうけ、下のクラブに行ったりもしたけど、ほとんど抱き合っていた。



きっと俊平はあたしを抱くことに、あたしは俊平と一緒にいることに依存しはじめていたんだと思う。




お風呂すら一緒で今までずっと感じていた寂しさも忘れ楽しかった。



ずっとずっと続けばいいと本気で思っていた。




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