サヨナラのしずく
その不安が少しずつあたしにも変化を与えていった。



俊平のことばかり考えていて苦しくなりはじめていた。




そして嵐かのように時がやって来た。



俊平がお風呂に入っていて、あたしは食事の用意をしていたとき。



入口の扉を激しくノックする音が聞こえてきた。



あたしはコンロの火を消し、入口の扉を開けにいった。



誰か来るなんて珍しい。




誰だろうと思いながら扉を開けると女の人が立っていた。




金髪に近い髪…
それにばっちりされたギャルメイク…



女の人はあたしがでたことに一瞬だけ驚くとすぐに睨みつけてきた。





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