サヨナラのしずく
俊平、死ぬの?
この日から俊平はあたしとずっと一緒に居てくれた。


家には帰らずあたしのところへ泊まっていた。



そして3日目の朝、あたしが目を覚ますと俊平はトイレで苦しんでいた。



あたしはそれに気付き急いでトイレまでいき、俊平の背中を擦る。




「俊平、大丈夫?」


「大丈夫だからあっち行ってろ!」




そう言われても離れることなんて出来ず、あたしはただ背中を擦っていた。



「昨日、食い過ぎたか?」



落ち着いてきた俊平はあたしを心配させないためか嘘をついた。



昨日はふたりで焼き肉を食べに言ったけど、俊平は全然食べていなかった。



あたしよりは食べていたけど、前はもっと食べていたしビールも飲んでいた。



それなのに昨日はビールも飲んでいなかった。




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