サヨナラのしずく
4月になり、あたしは専門学校へと通い始めた。



俊平も仕事を始めた。



倉庫で荷物を運ぶだけの仕事だって言っていたけど、俊平はそれでも遣り甲斐があると言っている。



最初のうちは筋肉痛とかで体中痛がっていたけど、それでも毎日休まず行っていた。



あたしも学校にも慣れ、友達もできた。



学校の帰りに一緒にケーキを食べたり、恋愛の話なんかもする。



普通のことなんだろうけど、あたしには幸せな毎日だった。



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