サヨナラのしずく
いつも一緒にご飯を食べ、ゲーセンとかで時間を過ごした。
今までゲーセンで遊んだことのないあたしには新鮮なものばかりだった。
昨日はアミューズメントパークへ行き、初めてボーリングをした。
こんな世界があるんだって初めて知った。
家と学校しか行かずに、時間があけば勉強しかしてこなかったあたしの世界は一変した。
リンダの看板の前へ行くと、タバコを吸っている俊平がもうすでにあたしを待っていた。
「今日もあちーな」
「うん」
「早く涼しいとこいこうぜ」
今日はどこへ連れて行ってくれるんだろうと思いながら、俊平に肩を抱かれて歩く。
歩くときには必ずってほどあたしの肩に腕を回す俊平に数日前に聞いたことがある。
「なんで肩抱くの?」って。
そうしたら俊平はあの時と同じセリフを言った。
“嫌か?”
“別に嫌じゃないけど”
“まあ嫌でも離さねぇけどな”
そう言って俊平は笑っていた。
今までゲーセンで遊んだことのないあたしには新鮮なものばかりだった。
昨日はアミューズメントパークへ行き、初めてボーリングをした。
こんな世界があるんだって初めて知った。
家と学校しか行かずに、時間があけば勉強しかしてこなかったあたしの世界は一変した。
リンダの看板の前へ行くと、タバコを吸っている俊平がもうすでにあたしを待っていた。
「今日もあちーな」
「うん」
「早く涼しいとこいこうぜ」
今日はどこへ連れて行ってくれるんだろうと思いながら、俊平に肩を抱かれて歩く。
歩くときには必ずってほどあたしの肩に腕を回す俊平に数日前に聞いたことがある。
「なんで肩抱くの?」って。
そうしたら俊平はあの時と同じセリフを言った。
“嫌か?”
“別に嫌じゃないけど”
“まあ嫌でも離さねぇけどな”
そう言って俊平は笑っていた。