サヨナラのしずく
それにあたしも俊平の目を見て視線を合わせた。




「俺のツレと一緒にご飯行くか?」


「え?」




俊平のツレ?


俊平の友達ってことだよね。




「嫌なら別にいいぞ」


「嫌じゃないけど」


「けど?」


「あたしも一緒でいいの?別にあたし帰ってもいいけど」





毎日あたしといることで俊平の時間を奪っているんだ。



俊平はあたしと違って、いっぱい友達がいるんだし。




「お前がいねぇと意味ねぇ」


「え?」


「あいつ俺がお前といんの知ってて誘ってきてんだ。お前に会いてぇんだ」




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