サヨナラのしずく
守ってやるから
人生2回目のラブホは、この前みたいに適当に選んだ部屋じゃなくて、リゾートホテルみたいな白を基調としか可愛い部屋だった。



ラブホのイメージって壁がピンクだったり、シーツがフリフリとかだったからちょっと意外だった。




「何か飲むか?」


「うん、お茶かお水がほしい」




部屋に入るなり、ラブホらしくない部屋を見渡しているあたしに俊平がお水を出してくれた。



あたしは大きなベットではなくて二人かけ用のソファーへと腰を下ろした。



俊平がくれたお水を一口飲んでいると俊平の視線を思いっきり感じた。



多分早く話せって思っているんだろうな。



わかっていたのに何からどう話せばいいのかわからない。





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