サヨナラのしずく
俊平、ありがとう
時間なんて全く気に止めていなかったけど、外へ出ると太陽が沈みだしていて、長い時間ホテルにいたんだと今更ながら気づいた。
ホテル街を出て、繁華街まで戻ると若者たちで相変わらず賑わっていた。
あたしは俊平に肩を抱かれ歩き、いつもと少しだけ違うことに気づいた。
いつも繁華街を俊平と歩くと、俊平に頭を下げる人たちがけっこういる。
でも今日は何故かいつもより少ない。
いることはいるけど明らかに少なすぎる。
そんな異変を気にしながら歩いているとクラブの前まできていた。
外で立っているはずのスーツの男の人たちがいないことを思うと、まだクラブは空いていないんだと思う。
それに“close”の札がかかっているし。
それなのに俊平はお構い無しにクラブの扉をあけ、中へ入っていこうとする。
ホテル街を出て、繁華街まで戻ると若者たちで相変わらず賑わっていた。
あたしは俊平に肩を抱かれ歩き、いつもと少しだけ違うことに気づいた。
いつも繁華街を俊平と歩くと、俊平に頭を下げる人たちがけっこういる。
でも今日は何故かいつもより少ない。
いることはいるけど明らかに少なすぎる。
そんな異変を気にしながら歩いているとクラブの前まできていた。
外で立っているはずのスーツの男の人たちがいないことを思うと、まだクラブは空いていないんだと思う。
それに“close”の札がかかっているし。
それなのに俊平はお構い無しにクラブの扉をあけ、中へ入っていこうとする。