おーるうぇいズ。-always-
そんな人気者の彼と初めて会ったのは、放課後の廊下だった。

あたしは、部活の先輩に頼まれてタオルを取りに、3年生の教室に続く廊下を歩いていた。
(ちなみに、あたしは女子バスケ部)

ふと向こうから、背の高い茶髪の男子生徒が歩いてきた。



・・・・あいつだ。




近づくにつれ、そいつの顔もはっきり見えてくる。

女子から好かれるものムリもない。

「美男」、そのコトバが彼にぴったりだ。



彼とあたしがすれ違った・・・・・



その時・・・



ぴたっとあたしの横で彼が足を止めた。



え?

なに???


びっくりして彼を見上げるあたし。


「会議室ってどこにあんの?」

そう彼が言った。

「えっと、ここ真っ直ぐ行って、左に曲がったとこ。」

「ぉ、サンキュ。」

そう言うと、また彼は歩いていった。





あまりにも突然だったため、あたしはきょとんとその場に突っ立っているだけだった。


いきなり・・・

びっくりした・・・。

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