叶えたい約束と恋愛事情
「まぁ…亜依がそう思うんならいいけどさ…。私は亜依の幸せだけ願ってるからね?」
「ありがと…明日香」
やっぱり明日香は私の親友だ。
明日香とは中学で知り合って、なんでも相談を聞いてくれた。
明日香は私の一番の理解者だ。
それより。
このあとってなんだったけ?
確か…担任の話を聞いて解散だったような…。
「きゃーぁ!かっこいい!」
「やば!モデルかな?俳優かな?」
「超イケメンなんですけど!」
そんな声が廊下から聞こえてきた。
かっこいい?
イケメン?モデル?俳優?
なんだ。
この学年にもイケメンいじゃん。
「イケメン!?ね、今イケメンって言ったよね?」
「なんか廊下から聞こえたよ。妙に廊下の方盛り上がってる様子だし…」
「ね、行こっ!亜依!」
「いいよ、私は…」
「だめだって!ほら、早くっ!」