叶えたい約束と恋愛事情
女子たちには敵みたいな目線で見られちゃうし…。
颯音は帰ってきちゃうし…。
でもあの約束…。
颯音は覚えてたんだ。
私はふと颯音の方を見た。
ぱっちり二重で目が大きい。
無造作にセットされてい髪。
少し明るめの髪。
笑うと左側にエクボがでる。
あの頃の颯音とは容姿が違いすぎる。
いつも嫌なこととか悲しいことがあったら泣きながらあたしのとこにきた颯音。
もう泣き虫でも甘えん坊でもないのか…。
「なに?なんかついてる?」
「あ、いや…別に」
ずっとあの日の颯音と見比べて見てたら、颯音と目が合ってしまった。
やば…。
見すぎちゃった…。
「もしかして…みとれてた?」
「違いますー!ただ昔とは違うなって思っただけ!」
「そりゃいつまでもガキなわけないだろ?」