叶えたい約束と恋愛事情
颯音はそう言うと笑った。
あ…えくぼ。
えくぼも笑顔も変わんないのに性格は激変したんだよね…。
「亜依はなーんも変わってないな?」
「わ、私だって変わったし!」
「んー。変わったって言えば…」
そう言うと颯音は私の顔に自分の顔を近づけてきた。
なななな…。
でも颯音は私の耳元まで顔を近づけて囁いた。
「胸でかくなったな?」
「ななななな!バカっ!」
「こらっ!私語厳禁って言ったよな?」
「あ、すいません…」
私は勢い余って立ち上がってしまった。
そのせいでまた担任に怒られてしまった。
クラスのみんなも私のほう見てるし。
もう最悪!
これも颯音のせいっ!
私は颯音の方をみて睨んだ。
だけど颯音はケラケラと私を見て笑っていた。
性格悪ッ!
もう信じらんない…。
女の子に向かってあんなこと…。
最低!
颯音のバカ!変態!