叶えたい約束と恋愛事情
「やっと終わったー。校長とか話し長いって…」
「ほんとにね」
わたし達は入学式が終わり、みんな教室に戻ってきていた。
私は自分の席について、明日花と話していた。
この人達が私のクラスメイトか。
なんかワクワクしてきたなっ♪
「てかさ…イケメンがうちのクラスにいない!」
「えっ?」
「私、それ楽しみにしてたのにぃ…」
そう言って明日花は私の机に顔を伏せた。
イケメン…。
そうだ。
明日香はイケメン好きだった…。
中学の時も先輩後輩構わずイケメンなら食いついてたからなぁ…。
「私決めたのよ!」
「な、なにを?」
いきなり明日香が伏せていた顔をあげてそう言った。
「絶対イケメンの彼氏作る!」
「あ…イケメン限定なんだ…」
「亜依もよ!亜依も彼氏作ろ?もう高校生なんだからね?ね?」
「いや…私は」