EGOIST
さすが日曜日。
園内は人混みでいっぱい。
『とりあえず凍司を探すか』
『凍司くん?』
『ん、ちょっと訳ありでね』
真紅は苦笑すると私の手を握り直し、歩きだした。
スーツも制服も似合ってたけど、ラフな私服も格好いいなぁ……
すれ違う女の子達が真紅を振り返ってるよ?
『あ、いたいた』
比較的、入口に近い所のベンチで休んでいる美里と凍司くん。
『よ、ジェットコースターは楽しめたか?』
真紅は凍司くんの頭をギューっと締めるように抱えた。
『し、真紅くん! 凍司くん今は……』
そんな真紅を慌てて止める美里。
よく見れば、凍司くんな顔色が少し悪い。
もしかして人混みに酔っちゃったのかな?
『柚が心配する事ないよ。 凍司、絶叫系が一切駄目なんだよね』
『余計な事言うな、真紅』
『阿呆か。 強がってないで穏やかなのに付き合ってもらえ』
とか何とか言って、真っ先に凍司くんを探したじゃん。
上手く隠そうとしてるけど、隠れてないよ?
真紅の優しさ……
『さて、俺達は絶叫を制覇しに行くぞ~!』
『さんせーい!』
そんな真紅、私ちょっと好きなんだよね……
園内は人混みでいっぱい。
『とりあえず凍司を探すか』
『凍司くん?』
『ん、ちょっと訳ありでね』
真紅は苦笑すると私の手を握り直し、歩きだした。
スーツも制服も似合ってたけど、ラフな私服も格好いいなぁ……
すれ違う女の子達が真紅を振り返ってるよ?
『あ、いたいた』
比較的、入口に近い所のベンチで休んでいる美里と凍司くん。
『よ、ジェットコースターは楽しめたか?』
真紅は凍司くんの頭をギューっと締めるように抱えた。
『し、真紅くん! 凍司くん今は……』
そんな真紅を慌てて止める美里。
よく見れば、凍司くんな顔色が少し悪い。
もしかして人混みに酔っちゃったのかな?
『柚が心配する事ないよ。 凍司、絶叫系が一切駄目なんだよね』
『余計な事言うな、真紅』
『阿呆か。 強がってないで穏やかなのに付き合ってもらえ』
とか何とか言って、真っ先に凍司くんを探したじゃん。
上手く隠そうとしてるけど、隠れてないよ?
真紅の優しさ……
『さて、俺達は絶叫を制覇しに行くぞ~!』
『さんせーい!』
そんな真紅、私ちょっと好きなんだよね……