毒舌系のツンデレちゃん♪
『でもあいつ……前より
全然かわいくなくなったよなーー……』
私の好きな人はそう呟いた。
(え……??そんな……)
私は黙ってその場を去ろうとした
けど動揺しすぎて
『ガタッ』
(!!!!!)
ドアを動かしてしまった。
『あ……。箍橋…』
『ッ』
好きな人と目が合い、もう無理だ…。
逃げようとした時、
『おまえなんてほんと、かわいくねぇよな』
もう1度私に対してそう言ってきた。
『そんなこと知ってるし』
私は意地をはってそう言い放った。
――――バタバタバタ――――
なんとかその場を去ることができた。
けど私は泣きながらそのまま帰った。
好きな人にそんなことを言われるなんて
ダメージが大きすぎた。
そのことは友香には言えなかった。
だってそうしたら怒って殴っちゃいそうだから…。
そうして私は誰も好きになりたくないと決めたの。
恋から逃げているのは分かっているけど
私には不向きなの……。
__________________
だから、私は今野も好きぢゃないのよ……。
私は1人屋上でそう自分に言い聞かせていた。