闇に生きる少女



「ふ~ん

君、強い?弱い?」


長い耳をモフモフの手で毛づくろいしながら面

倒くさそうに聞いた


未「え?

まさか強くないとダメなのか??」


「フッ

当たり前だろ?」



当たり前なのか…

って、え?

なぜだ?

モコと性格が一緒なのだが

ま、まさか同一人物なのか!?


未「つかぬ事を聞きますが

モコではないですよね?」


「ん?モコ?

あぁ

それは弟だ!」


は?

弟?

ん?



未「えええぇぇ!?

モコのあにぃ!?」



びっくりし過ぎて腰を抜かした未来


「五月蝿いぞ

静かにしろ未来」



な、なぜ名前を…


「あ゛?

あ、弟から色々聞いてるぞ

抱き着いてきてうざいとか」


え、まじですか


「まじです

あと僕の名前モコ太だ

これから宜しくな!」



って俺さっきから喋ってないんだけど!!


「それか?

心読めるから僕」


ぇぇえええ!?


「ま、よろしくな!」


耳をぴーんと立てて面白そうに言ったモコ太





以上未来の部屋でした。

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