ゴッドネス・ティア
「つまんない男だね、少年よ。これじゃ行く先が心配だねー」
「う、うるせー!余計なお世話だぁ!!」
「フフッ、あんたのその完全防備みたいな性格が女の欲望を書き立てるんだよねー…」
「………………ぇ」
まるで、獲物を狙う狼のように舌なめずりをしながらレオナの頭から足の爪先まで舐めるように眺める。
ひいっ!とヘタレな悲鳴が聞こえたのは言うまでもない。
その後、よくわからない格闘を繰り返していた二人…レオナ、リンを見かねた香月が間に入って止め、やっと話が終わった。
とりあえず、レオナとヒサノの賛成意見でリンはバンクロフト教会の使者という役目をつけて、使者+α一行に着いていくことが決定した。
スノーリアの予想通り、国王騎士は意見の権利を持たないと自ら言い出したので、これ以上言い争うことはないだろう。
ヒサノが異常に異例なくらい張り切っていた以外にはこれからも変わらず平穏…なのかは定かではないが、そんな旅が出来そうだ。
そう思っていたのが、
大きな間違いだと気付くのは、
また少し先のお話……。
「う、うるせー!余計なお世話だぁ!!」
「フフッ、あんたのその完全防備みたいな性格が女の欲望を書き立てるんだよねー…」
「………………ぇ」
まるで、獲物を狙う狼のように舌なめずりをしながらレオナの頭から足の爪先まで舐めるように眺める。
ひいっ!とヘタレな悲鳴が聞こえたのは言うまでもない。
その後、よくわからない格闘を繰り返していた二人…レオナ、リンを見かねた香月が間に入って止め、やっと話が終わった。
とりあえず、レオナとヒサノの賛成意見でリンはバンクロフト教会の使者という役目をつけて、使者+α一行に着いていくことが決定した。
スノーリアの予想通り、国王騎士は意見の権利を持たないと自ら言い出したので、これ以上言い争うことはないだろう。
ヒサノが異常に異例なくらい張り切っていた以外にはこれからも変わらず平穏…なのかは定かではないが、そんな旅が出来そうだ。
そう思っていたのが、
大きな間違いだと気付くのは、
また少し先のお話……。