ゴッドネス・ティア
「犯人はおまえか〜〜!!」
「ドキーンッ!何故わかる?!」
「雰囲気からしてそうなんですよ!
なんてことしてんですか〜!
早く馬車止めて下さいよ!!」
「む、無茶言うなあ!!」
犯人を確信したヒサノが力任せにドアを蹴ったか殴ったかした音が聞こえた。
そばで二人のやり取りを聞いているスノーリアにとっては、そんな夫婦漫才する暇があったらさっさと止める方法を教えて欲しい、と考えているに違いない。
その証拠に深い溜息と嫌味な舌打ち。
それは二人の耳に届かずムンマの引く馬車の轟音によって掻き消されてしまった。
「馬車はどうやったら止まるんだ?!」
「リュンマ情報だとムンマの首の縄をおもいっきり引っ張ればいいそうです!」
「了解!おいスノーリア縄を……ンギャッ!!」
ヒサノからリュンマ情報を聞き入れ、スノーリアと共に縄を引っ張ろうとしたが、ムンマの急なカーブにより馬車が傾いた。
ガタガタと悲鳴をあげる馬車がいつかバラバラになるのか…恐ろしい…。
馬車はなんとか持ちこたえたが、バランスを崩したレオナは再び床へダイブ。
今度は額のみならず鼻まで直撃をくらい、なんとも言えない痛みに襲われる。
「ドキーンッ!何故わかる?!」
「雰囲気からしてそうなんですよ!
なんてことしてんですか〜!
早く馬車止めて下さいよ!!」
「む、無茶言うなあ!!」
犯人を確信したヒサノが力任せにドアを蹴ったか殴ったかした音が聞こえた。
そばで二人のやり取りを聞いているスノーリアにとっては、そんな夫婦漫才する暇があったらさっさと止める方法を教えて欲しい、と考えているに違いない。
その証拠に深い溜息と嫌味な舌打ち。
それは二人の耳に届かずムンマの引く馬車の轟音によって掻き消されてしまった。
「馬車はどうやったら止まるんだ?!」
「リュンマ情報だとムンマの首の縄をおもいっきり引っ張ればいいそうです!」
「了解!おいスノーリア縄を……ンギャッ!!」
ヒサノからリュンマ情報を聞き入れ、スノーリアと共に縄を引っ張ろうとしたが、ムンマの急なカーブにより馬車が傾いた。
ガタガタと悲鳴をあげる馬車がいつかバラバラになるのか…恐ろしい…。
馬車はなんとか持ちこたえたが、バランスを崩したレオナは再び床へダイブ。
今度は額のみならず鼻まで直撃をくらい、なんとも言えない痛みに襲われる。