ゴッドネス・ティア
「……何?あたしの顔になんかついてる?」
「………いや…」
自分を見つめる頭一つ分は目下にある瞳も、
髪と同じ……。
………あいつの色と…全く同じ、
赤、
朱、
紅
「…………本当にあやつと同じなんだな…」
「え…?
……………ああ」
スーの視線を追い、自分のその肩に届くか届かないくらいの髪を、指でいじくる。
「…………まぁね」
その時の微笑みは…、
狂喜?
歓喜?
それとも……
自分と同じ、
憎悪なのか………
「……これから楽しくなりそうだ」
去り際に闇に響いたのは、
楽しそうな、
だが、不気味な、
――おぞましい声。
「………いや…」
自分を見つめる頭一つ分は目下にある瞳も、
髪と同じ……。
………あいつの色と…全く同じ、
赤、
朱、
紅
「…………本当にあやつと同じなんだな…」
「え…?
……………ああ」
スーの視線を追い、自分のその肩に届くか届かないくらいの髪を、指でいじくる。
「…………まぁね」
その時の微笑みは…、
狂喜?
歓喜?
それとも……
自分と同じ、
憎悪なのか………
「……これから楽しくなりそうだ」
去り際に闇に響いたのは、
楽しそうな、
だが、不気味な、
――おぞましい声。