ゴッドネス・ティア
レオナは二人と待ち合わせした場所に行く途中、自分の家に立ち寄った。
ソフィアにあんなことを言っときながらやっぱり気になって帰ることにしたのだ。
一応聞く耳は持っているらしい。
「きーたーねぇー」
もう何日帰ってきてないだろう。
蜘蛛の巣が堂々ど壁に張り付いている。
しかも蜘蛛でかい。
…………目があった?!!(目ないけど)
――おい、今更何帰ってきやがってんだ。
この家はもう俺様の家だ。
おめぇの居場所なんかねぇよ、ウヘヘヘヘヘッ!
――なんだとっ!!もともとここは俺の家だろ?!
さっさと出ていけ蜘蛛野郎!!
――蜘蛛野郎をなめちゃいけねぇ。
俺だって人の一人や二人殺せるんだぜ?(嘘)
うひゃひゃひゃひゃっ!!
――何?!
そんな恐ろしい奴がここにいんじやねーよ!!
こえーじゃん!!!
…しばらく蜘蛛と目でやりとりしていると蜘蛛の巣にまみれた黒い棒らしき物体が目に入った。
蜘蛛を恐れながら傍にあった長い木枝を使って蜘蛛の巣を掻き分ける。
「……あった…」
黒い棒らしき物とはホコリをかぶった長剣だった。
刃を抜いてみる。
「おー!錆びてない錆びてない♪」
切れ味を確かめるためにひとふり空気を切る。
壁に掛かっていた蜘蛛の巣が切れた。
まだ、使えそうだ。
切れ味に満足し、剣を鞘にしまった。
ふと、柄を見る。
何か文字が彫ってある。
そんなもの見なくても彫った人物は分かった。
この、癖がある汚い字はあいつしかいない。
ま、あいつの物だから当たり前だけど…
ちらっと彫ってある文字を見る。
あまりの字の汚さについ笑ってしまう。
――クラウス・オラトーレ――
「……この剣、使わせてもらう…」
そう呟くと踵をかえしてさっさと家を出た。
ソフィアにあんなことを言っときながらやっぱり気になって帰ることにしたのだ。
一応聞く耳は持っているらしい。
「きーたーねぇー」
もう何日帰ってきてないだろう。
蜘蛛の巣が堂々ど壁に張り付いている。
しかも蜘蛛でかい。
…………目があった?!!(目ないけど)
――おい、今更何帰ってきやがってんだ。
この家はもう俺様の家だ。
おめぇの居場所なんかねぇよ、ウヘヘヘヘヘッ!
――なんだとっ!!もともとここは俺の家だろ?!
さっさと出ていけ蜘蛛野郎!!
――蜘蛛野郎をなめちゃいけねぇ。
俺だって人の一人や二人殺せるんだぜ?(嘘)
うひゃひゃひゃひゃっ!!
――何?!
そんな恐ろしい奴がここにいんじやねーよ!!
こえーじゃん!!!
…しばらく蜘蛛と目でやりとりしていると蜘蛛の巣にまみれた黒い棒らしき物体が目に入った。
蜘蛛を恐れながら傍にあった長い木枝を使って蜘蛛の巣を掻き分ける。
「……あった…」
黒い棒らしき物とはホコリをかぶった長剣だった。
刃を抜いてみる。
「おー!錆びてない錆びてない♪」
切れ味を確かめるためにひとふり空気を切る。
壁に掛かっていた蜘蛛の巣が切れた。
まだ、使えそうだ。
切れ味に満足し、剣を鞘にしまった。
ふと、柄を見る。
何か文字が彫ってある。
そんなもの見なくても彫った人物は分かった。
この、癖がある汚い字はあいつしかいない。
ま、あいつの物だから当たり前だけど…
ちらっと彫ってある文字を見る。
あまりの字の汚さについ笑ってしまう。
――クラウス・オラトーレ――
「……この剣、使わせてもらう…」
そう呟くと踵をかえしてさっさと家を出た。