ゴッドネス・ティア



「じゃあ御礼としてこのクレスト様から君達に良いことを聞かせてあげよう!!」



何故か自慢げに胸を張って仁王立ちするクレスト。

それを引き攣った笑みでけなすように鼻で笑ってやった。





「別にもうどうでもいいし。あーなんか腹立つ」



クレストを変態呼ばわりしていたル・メイは興味なさ気にそっぽを向いた。




「オレもマジ興味ねぇ。なんか色々萎えちまったし。涙の石の場所を教えてくれるー、とかだったら食いつくのにさ」


「あらま華蓮ちゃん、そんなに世の中上手くいかないものよー」


「そうですよ。涙の石の場所なんてこんな変態で痴漢のようで痴漢で変態だった男が知ってるわけないじゃないですか」


「………シャラン、私情は慎め」




どうやら国王騎士、涙の石の情報意外興味がないらしい。

こんな変態痴漢な男が知っているはずがない。


呆れ半分の乾いた笑みでクレストなりの良いことを華麗にスルーしようとした。


だが、

















「あれ、なんでわかるんだ?涙の石の場所俺が教えようとしてるの」




























「……………は?」




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