ゴッドネス・ティア
「あれー?レオナ君はどこに行ったのかなー?俺あの子と仲良くしたいんだよなー」
「やめてくださいよ冗談じゃない。レオナに変態箘が着くじゃないですか」
「変態箘かー……………男は皆変態だぜヒサノちゃん」
「そんなことないですよ。貴方と違って」
「………あはは、ヒサノちゃんかーわいーい。君モテるでしょ?今まで何人と付き合ったの?」
「…………モテませんし、貴方には関係ありません」
絡まれては交わし、交わしては絡んでくる。
欝陶しい。欝陶しい欝陶しい。
クレストのあまりにもの欝陶しさに苛立ちながら、ジョージの用意したホットココアを口に含んだ。
ちなみにレオナといえば、国王騎士が朝っぱらに帰って来たと聞き「いろいろ世話になったから挨拶に行ってくる」とか言って国王騎士を迎えに行った。
変なところで律儀だ。
「つーかさー、ヒサノちゃんって……」
「…………?」
一度言葉を切ってこちらをじーっと見てくるクレスト。
ヒサノは不思議そうに顔をしかめながら、なかなか美味なココアをまた口を含んだ。
「ヒサノちゃんってレオナ君のこと好きなの?」
「―――…ぶほぉッ!!」
「ぅぎゃあっ!!」
喉を通りかかったココアが気管支に入り込み、吹き出してしまった。
それより気管支に入ったかどうかの問題ではなく、この憎きクレストの言葉が何よりの元凶だと思う。
クレストといえば、ヒサノの吹いたココアを熱いまま丸ごと被り、赤茶の髪をまた上回る茶色がこびりついてしまっていた。
奇妙なことに、黒いソファやガラステーブルには一切かからず、クレストへ全てをぶちまけている。
よってサロナの私物にはココアなど全くかかっていないのである。
「あ、熱っ………熱いぜヒサノっち!!」
「黙らっしゃい!この変態め!あんたのせいで下品なことになっちゃったじゃないの!!うざいんじゃボケ!!」
「ええ!ヒサノちゃんそういうキャラ!?」
「やめてくださいよ冗談じゃない。レオナに変態箘が着くじゃないですか」
「変態箘かー……………男は皆変態だぜヒサノちゃん」
「そんなことないですよ。貴方と違って」
「………あはは、ヒサノちゃんかーわいーい。君モテるでしょ?今まで何人と付き合ったの?」
「…………モテませんし、貴方には関係ありません」
絡まれては交わし、交わしては絡んでくる。
欝陶しい。欝陶しい欝陶しい。
クレストのあまりにもの欝陶しさに苛立ちながら、ジョージの用意したホットココアを口に含んだ。
ちなみにレオナといえば、国王騎士が朝っぱらに帰って来たと聞き「いろいろ世話になったから挨拶に行ってくる」とか言って国王騎士を迎えに行った。
変なところで律儀だ。
「つーかさー、ヒサノちゃんって……」
「…………?」
一度言葉を切ってこちらをじーっと見てくるクレスト。
ヒサノは不思議そうに顔をしかめながら、なかなか美味なココアをまた口を含んだ。
「ヒサノちゃんってレオナ君のこと好きなの?」
「―――…ぶほぉッ!!」
「ぅぎゃあっ!!」
喉を通りかかったココアが気管支に入り込み、吹き出してしまった。
それより気管支に入ったかどうかの問題ではなく、この憎きクレストの言葉が何よりの元凶だと思う。
クレストといえば、ヒサノの吹いたココアを熱いまま丸ごと被り、赤茶の髪をまた上回る茶色がこびりついてしまっていた。
奇妙なことに、黒いソファやガラステーブルには一切かからず、クレストへ全てをぶちまけている。
よってサロナの私物にはココアなど全くかかっていないのである。
「あ、熱っ………熱いぜヒサノっち!!」
「黙らっしゃい!この変態め!あんたのせいで下品なことになっちゃったじゃないの!!うざいんじゃボケ!!」
「ええ!ヒサノちゃんそういうキャラ!?」