ゴッドネス・ティア
バイト
人間の国ヒュネットの王都、「ラスカー」の城下のある一角で喫茶店を営んでいる店があった。
その喫茶店に訪れる客は大半が男性で、毎日数百人という客が喫茶店に顔出す。
だが、結構繁盛しているその店の店員は客と対して全員女。
黒のフリフリの衣装を身につけ、その上からまた白いフリフリのエプロンをまとい、城内の王様付きのなんとかというものを思わせる。
そう、その喫茶店の実態とは…
メイド喫茶だ!!
「いってらっしゃいませ、ご主人様★」
会計がすんだ客をキラキラと輝かしい笑顔で見送るある一人のメイド。
じゃ、また来るね♪なんて言って客が出ていくと、メイド先程とうって変わって、ゲンナリと溜息をついた。
「うっわ、かなり顔を引き攣ってるー…」
そんなテンション下げ下げのメイドに、すぐ隣にいたレジ担当の男がメイドに声をかける。
そして、すぐメイドの恐ろしく鋭い眼光がギラッとこちらを向いた。
「こんなことになったのは誰のせいだと思っているのですか?!
凄く恥ずかしいんですよっ!!」
メイド…いや、ヒサノ・シャミは顔を真っ赤にしてフリフリの白いエプロンの裾をにぎりしめた。
レオナとヒサノは二日分の宿料金を稼ぐためになるべく給料が割高そうなメイド喫茶でバイトをすることにしたのだ。
予想通り、メイド喫茶の時給は結構なものだった。
そして現在、ヒサノはメイド、レオナはレジ、という役割分担でバイトをしている。
「ニャンとかワンとかコンとか意味わかんないですねっ!
ホント男ってどうかしてますよ!」
ヒサノはお客が帰る度に、そうブツブツと文句を呟いているのだった。
その喫茶店に訪れる客は大半が男性で、毎日数百人という客が喫茶店に顔出す。
だが、結構繁盛しているその店の店員は客と対して全員女。
黒のフリフリの衣装を身につけ、その上からまた白いフリフリのエプロンをまとい、城内の王様付きのなんとかというものを思わせる。
そう、その喫茶店の実態とは…
メイド喫茶だ!!
「いってらっしゃいませ、ご主人様★」
会計がすんだ客をキラキラと輝かしい笑顔で見送るある一人のメイド。
じゃ、また来るね♪なんて言って客が出ていくと、メイド先程とうって変わって、ゲンナリと溜息をついた。
「うっわ、かなり顔を引き攣ってるー…」
そんなテンション下げ下げのメイドに、すぐ隣にいたレジ担当の男がメイドに声をかける。
そして、すぐメイドの恐ろしく鋭い眼光がギラッとこちらを向いた。
「こんなことになったのは誰のせいだと思っているのですか?!
凄く恥ずかしいんですよっ!!」
メイド…いや、ヒサノ・シャミは顔を真っ赤にしてフリフリの白いエプロンの裾をにぎりしめた。
レオナとヒサノは二日分の宿料金を稼ぐためになるべく給料が割高そうなメイド喫茶でバイトをすることにしたのだ。
予想通り、メイド喫茶の時給は結構なものだった。
そして現在、ヒサノはメイド、レオナはレジ、という役割分担でバイトをしている。
「ニャンとかワンとかコンとか意味わかんないですねっ!
ホント男ってどうかしてますよ!」
ヒサノはお客が帰る度に、そうブツブツと文句を呟いているのだった。