ゴッドネス・ティア
「私達、何日お風呂に入っていないのでしょう…」



モゾモゾと体を動かしがならヒサノは顔を青くする。

そういえば…、とアランもベタベタする髪を触れた。


たしか、前の宿に泊まったのが二週間前だから…


指で折り数えてみた。


………二人の間に微妙な沈黙が流れる。



「――――っ!!」



ヒサノはわけのわからない言葉をつっぱしりながら陸上選手のように宿へ走って行った。


「…僕はお腹がへったなぁ」



アランはヒサノの後ろ姿を目で追いながら、宿へゆっくりと入って行った。






























バフッ!!



お風呂上がりのレオナは大の字でベッドに寝転がった。


久しぶりのベッドは凄く気持ちいい。


このままベッドに沈んでいきそうだ。


今日は疲れた。


ゴロンと寝返りをうつと、あまりの気持ち良さに瞼が下りていく。



…………もう寝よう。








布団に顔を埋めると、更なる睡魔が…………













そしてレオナは深い眠りについた。







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