君と過ごした嘘つき時間
「えΣ いいよ、そんな!
私なんか立ったままでも平気です!」

「何度も転びそうになったのに?」

うっ…Σ

それを言われたらおしまいだ…。

「いつも立ってるよね?知ってるよ。
毎日通学時でバスは同じだし・・・。
でも中々席が空いてないもんね。
今日は珍しく座れたのに
結局は高齢者の方に僕より先に譲るし、
君、優しいね!」

急にそんな褒められるなんて!!!

きっと、今の私は顔が赤くなってる…(笑)

「べ、別に優しくないよ!
当然の事したまでだから・・・。
私には気遣いなんてしなくても…」

「分かった。」

え、納得しちゃった!?
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