君と過ごした嘘つき時間
「えぇ、そうね。
ごめんなさぃ、亜津嶋君と花野さん。

みんな、今日は最後の給食なので
トレーごと持って外に食べに行きましょう!

中庭なんか桜が満開に咲いてますよ」


ニコッと笑って言う先生は
優しそうな、私の理想の先生で…。

「やったー!行こーぜー」

「一緒に食べよー」

「いーよー」

「花見花見ー!」


みんな、先生の一言で
外に行く気満々で
もう教室から出て行ってる生徒もいる(笑)

最後か〜。

なんかそんな気しないな…
いつもと変わらぬみんなは
はしゃいでばっかりだし(笑)

「おーい、亜津嶋行くぜー」

「ぉお!
じゃあ、侑華先行くな」

「うん。手伝ってくれてありがと拓馬。
琴波、私達も行くよー」

「あ、うん。行こっ」

そして、私達は

中庭へと足を運んだ。



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