君と過ごした嘘つき時間
─────ガタンッ!

「わっ Σ」

ウットリしていた私は
バスが揺れた振動に今にも転びそうになった。

あ…あぶなーっ。

本当にビックリしたぁ。

胸を撫で下ろしていると
彼とバチッと目があった。

─────どっきーーーん!!!

や、やばい…目があっちゃった!!!

どーしよ、彼と目があっちゃったよー!!!

今の私は心臓がバクバク言いすぎて
周りに聴こえてもおかしくなかった。

とりあえず座ろうと思って
車内を見渡してみたけど………。

開いてる席がない Σ

きゃーーー、嘘でしょー!
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