ツンツン姫がイケメン王子に恋をした話
今日は付き合って初めて放課後デートというものをすることになった。
いつもは恵美の家まで送ってわかれてたけど、今日はいつもより長い時間一緒にいれる。
「どこ行く?」
「んー…どうしよ?取り敢えず駅ビルの方行く?」
「了解♪」
駅ビルってことは、恵美の家とは逆の方か…
初めて2人で歩く道。
なんだか変な感じがする。
「知らない道を2人で歩くのって、なんだか変な感じするね」
俺の隣で可笑しそうに笑う恵美。
「今、俺も同じこと考えてた!」
「本当?」
「ホント!」
俺の言葉に「気があうね」なんて笑う彼女は本当に可愛い。