ツンツン姫がイケメン王子に恋をした話
手を繋いで帰る、潤と姫を見つけた。
「うそ、あれって千佳?」
「どう見ても、姫と王子だね…」
おいおい。
俺に内緒で何してんだよあいつ!
こうなったら明日は事情聴取だな……
「…千佳、嬉しそう」
恵美がそう言うので姫の顔を見るけど。
「…無表情じゃない?」
いつもの、無表情な姫。
なんでわかるんだろう?
「雅紀くんも、まだまだだね♪」
「え!?」
「千佳ね、顔には出ないけど、オーラで分かるよ?」
オーラ?
それこそ分かんないし…と思いながらももう一度姫を見る。