ツンツン姫がイケメン王子に恋をした話
千佳side
期末テストが終わり、夏休みを目前に控えたある日の昼休み。
相変わらず私とイケメン・石田潤は屋上でお昼ご飯を食べていた。
かれこれ1ヶ月は一緒に食べている気がする。
…これってカレカノっぽくない!?
いやん照れる♡
「姫〜」
「…何ですか」
「あのさ、前も言ったと思うけど」
「はい」
「…プチトマト」
「是非食べてください」
私の言葉に苦笑いするイケメン王子・石田潤。
この1ヶ月で、石田潤の色んな表情を見てきた気がする。
遠くから眺めてるだけじゃ分からなかったけど、子供みたいに無邪気に笑うとことか、拗ねてみせるとことか、今みたいに苦笑いしてみせるところとか。
他の女の子は知らない、私だけの特権…♡
素敵すぎる!!!
さいこー!!!