ツンツン姫がイケメン王子に恋をした話
ってそうじゃなくて!!!!!
「あなたが食べないと意味ないでしょ?」
口元まで持ってこられたプチトマトを押し返す。
…どさくさに紛れて、手、触っちゃった!!!
ヤバい今日手洗えない!!!
「……ちぇっ」
口を尖らせて拗ねるイケメン王子・石田潤。
…あの、写真撮ってもいいですか!!!!(切実)
「食べないと、もう作りませんから」
携帯(忘れてるかもしれないがガラケー)を出したい衝動に駆られるが、グッと堪える。
さすがに変人にはなりたくない。
隠し撮りとか、いけないと思うもん!!
「…そんなこと言うんだ?」